BK477

ホーム・アローンのBK477のレビュー・感想・評価

ホーム・アローン(1990年製作の映画)
4.0
なんの因果か偶然が重なる序盤、
「たまたまが重なって良いのは2回まで」
という古畑さんの言葉を思い出す。

たまたま前夜に喧嘩をし
たまたま吹雪で木の枝が折れ
たまたま電話線も切れてしまい
たまたま朝誰も起きれず
たまたまお向かいの子が来ていた

まるで何かの力が働いているかのように…
この示唆の様子は、まさにクリスマス映画たる所以。

そして本題の泥棒との攻防戦は、意外にもラスト20分ほどしかない!?
序盤の30分(第一幕)はケビンの一人になる過程
その後30分(第ニ幕)は自由の謳歌と、強盗との駆け引き
最後の30分(第三幕)は反省と懺悔、強盗との対決

90分の3幕構成をきっちりやっている手堅い構成。
最後の決戦のシーンは賞味20分ほどと意外なほど短いが、
何年経っても忘れらない衝撃と濃密さを持っている名作。

ディズニープラスの吹替版は、折笠愛さんの吹き替え(ソフト版)だが
テレビでやっていたのは矢島晶子さんの印象の方が強い。
青野武さんのジョー・ペシは最高だ

余談
きれいなお母さんの女優さんは、なんとナイトメアー・ビフォア・クリスマスのサリー(ヒロイン)の声優だという。
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