いちじく

ホーム・アローンのいちじくのネタバレレビュー・内容・結末

ホーム・アローン(1990年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

クリスマスにフランス旅行するために集まった子供11人にも及ぶ大人数の兄弟家族。
年少のケビン(マコーレ・カルキン)は邪険にされるわ苛められるわで嫌気がさし、サンタクロースに家族消滅をお願いする。
翌日、寝坊した家族達は大慌てでフランスに旅立ちケビンは一人家に置き忘れられてしまう。
願いが叶ったと勘違いしたケビンは自由を満喫するも、クリスマス旅行中の家を狙った空き巣犯に襲われる。
家中にトラップを仕掛けたケビンは空き巣を撃破し警察に捕まえさせる。
大急ぎで戻った母親に抱き締められ、遅れて戻った父・兄弟達と再会。


久しぶりに鑑賞。昔は自由を満喫するケビンの解放感を自分も感じたけれど、今は心配が勝った。親目線でヒヤッと。

マコーレ・カルキンが記憶よりも小さい。
かなりの悪ガキの印象だったが、結構酷い扱いを受けていてそれに対する反応も妥当。

トラップは改めてみてもギョっとする残酷さがあるけれど、足の甲を釘で貫くようなグロ描写は控えられていた。
トラップよりも語らいに魅力を感じた。
教会で讃美歌を聞きながら隣家の老人と討議。相乗りさせてもらった車で母親と売れないポルカバンドの子育ての悩み談話。
あまり映画の本筋と関係ない会話でも面白いのは、それまでの描写でキャラクターに十分な魅力を感じているからなんだろうと思う。
適度に人間らしい嫌味と親しみを感じるキャラクター達。
隣のおじいちゃんは、なんでケビンの面倒見てくれないんだ。
サンタに伝言頼まれた男の気持ち。
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