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ダニエル・クレイグ主演
裏ビジネスから引退をすべく、最後の仕事に取り掛かるが、彼を取り巻く環境は彼を手放すことを拒まれ思わぬ事態に巻き込まれることとなる。題目のレイヤーケーキ " 断層世界"という意味らしいが、その世界観は受けた恩を忘れてはいけないなどの古くからの掟というか呪縛に似たものが存在する。その組織に服従したなら、ボスよりも早く業界を抜けることはある意味タブーな暗黙のルールがあるようなストーリー設定 なのかもしれないが 。
しっかり貯め込んだもの持ったまま黙って行かせる訳がなく、命をあずけ尽くしたものにさえ嵌められる様な獣の世界を去るには、もはや自らが頂点となるしか道はなく、自らの掟に従わせるより仕方ない窮地に立たされる。男は覚悟とその対処を求められる。
しっかりしてる様で、実は少し弱気で抜けてる主人公をダニエル・クレイグが演じてるのがいい感じだったかな 。
