げんきげんきばいばい

アニー・ホールのげんきげんきばいばいのレビュー・感想・評価

アニー・ホール(1977年製作の映画)
4.2
「不幸なひとがひとりでも混じっていたら僕はもうダメなんだ」という劇中のセリフから神経質な彼(ウディアレン)がどれほど世界を愛し、だからこそ斜に構えた態度をとってしまうのかということがわかる。この映画ではひとつの恋愛を振り返る、ということの他に随所に誰しもがあるある、と思うような世間の秘密が隠されているように感じた。勿論恋愛もその要素のひとつだけど、他の要素もあることでどうしようもなく愛おしい作品になっている。アニーホール、面倒くさいけどキュート!恋愛って面倒くさいけど惨めでキュートだなって見終わったあと切ないような愛おしいような気持ちになった。