konoesakuta

アニー・ホールのkonoesakutaのネタバレレビュー・内容・結末

アニー・ホール(1977年製作の映画)
4.2

このレビューはネタバレを含みます

壊れる愛もいい。

時間をかけて失っていくのも愛の形。マンネリは避けがたいもの。お互いに納得して別れたのに。

途端に後悔する。もう2度と戻らないと突っぱねられてうろたえる。いやいやそんなことはない、必ず戻って来るはずだと妄想する。新パートナーと比較して嫌になる。悪かったところばかりが見えていたのに失ったものの大きさに打ちのめされる。

それでいいのだけれども。

そんな2人がまるで戦友のようなパートナーシップを時間を経て新たに築き上げるのは素敵。大人。

こういう風に恋愛をしたい。年を重ねたい。

ウディアレンの大傑作。