アウシュビッツ収容所に送られたギリシャ人ボクサーの苛酷な運命を、実話を基に描く。
かつてミドル級のバルカン・チャンピオンであったボクサー、サラモは1943年のナチのギリシヤ占領によって、恋人のアレグラや家族とともにアウシュビッツに送られる。アレグラとも離ればなれになっての苛酷な強制労働の日々、サラモはついに横暴な班長に鉄拳を振るう。それを聞いたナチ親衛隊の少佐はサラモを呼び出し、彼がチャンピオンだったことを知ると、自分のために試合に出るよう命じる。
かなり重い内容…実話だから…ウィレム・デフォー熱演。
重苦しいリアルなセットも臨場感がある。