“運命の宝石“とも言われるスターサファイアを狙う怪盗キッドとコナンとの対決が描かれた劇場版シリーズ8作目。
銀翼の奇術師(マジシャン)というタイトルのとおり、怪盗キッドがメインの物語なのだが…、結論から言うと期待外れだった。
まずキッドvsコナンの要素が薄すぎる。正直前半の空中追いかけっこの時がピークだったかも。そこからは並行して発生する事件の淡白さも相まって完全に下り坂だった。
さらにミステリー要素が薄いのも勿体無い。アクション要素が強いと言えば聞こえは良いが、それにしたって謎が解けた時の爽快感が無いのはコナン映画としてどうなの?
とまあここまで不満点を列挙してしまったが、怪盗キッドが好きな人ならある程度は楽しめる内容だと思うので、キッドのファン作品という印象が強いかなー。