勝沼悠

ラヴェンダーの咲く庭での勝沼悠のレビュー・感想・評価

ラヴェンダーの咲く庭で(2004年製作の映画)
3.5
 1930年代、イギリスの田舎で暮らす老姉妹が浜辺に打ち上げられた一人の若者を助け、家で預かることに。ヴァイオリンの名手だった彼は少しずつ村人と老姉妹に受け入れられていくが。。。

 イギリスの二大女優を用いて老女の恋心を描く。老いらくの恋なんてみっともない、分別のある振る舞いをしないといけないという葛藤で揺れていく。恋の美しさだけでなくその醜さ、そこに翻弄される姿も描いているところがこの映画に深みを与えている。
 ラストの終わり方がいい。
勝沼悠

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