KeiRalph

ガメラ2 レギオン襲来のKeiRalphのレビュー・感想・評価

ガメラ2 レギオン襲来(1996年製作の映画)
4.7
前作に引き続き、HDRリマスターで再鑑賞。やはりデカい画面に限りますな…

2はリアルタイムでどこで観たのか覚えてない(多分、これまた今は亡きシネマデプト有楽だった…と思う)けど、前作が全肯定の名作だったのと、「映画の2にアタリなし」が定番の時代だったので、不安と期待入り混じりながら観た記憶はありますが、ハードル越えてましたねー。

まだまだ一般的な通信デバイスは家電話、Windows98以前のネット夜明け前の時代ですが、だからこそ近未来の予見を示唆するのが本作のコンセプト。「ISDN回線が遮断されました!」というセリフが今となっては苦笑いですが、当時はなんかわからんが凄い!という気分にさせられてたんだな。

そして毎度ながらのあの人が当時こんな役のコーナーですが、序盤の舞台が札幌なので、冒頭に自衛隊員役でヤスケン登場、札幌市内に避難勧告する役所の人?にミスター登場と、NACS要素もあり、何よりガメラ初登場シーンのBGMが水曜どうでしょうの「◯月◯日◯時、サイコロバス◯日目」の映像に使われるあの曲だった事を今更認識!お恥ずかしい!因みにまだバカの壁を出す前の養老先生も解剖学者役で出演しています!

本編的には、仙台での対レギオン戦で、飛行ガメラがスライド着陸しながら火炎弾連発するシーンが私大好きなんですが、改めて観て、やはり最高。あと、群体レギオンの着ぐるみ感も最高(空の大怪獣ラドンに登場するメガヌロンと同じ意味で)。

シン・ゴジラは平成ガメラシリーズの最終進化系だと思ってますが、ゴジラが苦しそうに熱光線を吐くという演出は、ガメラの火炎弾が原典だと勝手に思ってるんですが、見るたびに泣きそうになるんですよね…

また、瀕死のガメラが奇跡的にビッグカムバックするのはこれまた昭和ガメラのオマージュだと思いますが、ラストの元気玉風の演出は、当時と同じくやはりやり過ぎでは、と思いましたが…イリス覚醒も楽しみです!
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