パトリオット

手紙のパトリオットのレビュー・感想・評価

手紙(2006年製作の映画)
4.5
人殺しの弟が、犯罪を犯していないのに犯罪者扱いされ、リアルな生きづらさを感じる。
犯罪者の家族は犯罪者。
法犯したものは、差別される。第三者は差別することにより、距離を保とうとする。自分を守るために。何一つ間違えていない。
自分が犯罪者の家族なら、この差別を受け入れるのに時間がかかる。
ただ幸せになりたいだけなのに。

自分のこれからの人生のために、愛し愛されてきた犯罪者の兄を捨てる。
だが、肉親であることに変わりはない。
手紙が最後でもあり、自分の夢であるお笑いを見てもらうことを最後にしたのが、兄への家族への愛だと思う。