ビョーキノオタク

手紙のビョーキノオタクのレビュー・感想・評価

手紙(2006年製作の映画)
4.0
重い!
重いよ!!!

でもこーゆーの好き!ビクンビクン!

18年ぶりに鑑賞。
そこそこ面白かったなーくらいの記憶しか無かったけど、今観たらめちゃくちゃ面白かった。

親を亡くした兄弟。
弟を大学に行かせるために、兄は魔が刺して泥棒に入った家で、不本意に住人を刺してしまう。

最初は自分のために刑務所に入ってしまった兄の面会に来ていた弟・直貴だったが、職場で兄の事が知れ渡ると、仕事と住居を追いだされることを繰り返している。

やっと掴んだ夢も、自分のことを好きだと言ってくれる相手も、兄のせいで失ってしまう。


あああああああ、これだよこれ。

愛しているのに、その存在が自分の幸せを邪魔する。
愛しているから、貴方を差し置いて幸せになる自分の姿を見せられない。

兄への最後の手紙。
妻と子供を守るために、僕は兄を捨てると決別の言葉を書いたのに、刑務所で慰安漫才で口をついて出てしまった本心。

玉山鉄二の表情が泣かせる。