ノーーーー田

パッションのノーーーー田のレビュー・感想・評価

パッション(1982年製作の映画)
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光の底には闇がある
光を見るとき、私たちは同時に見えない闇を見ている。
幸せだとか成功だとかを手にしている人は、同時に相反するものも既につかんでいるのかな。


レンブラントの夜警を再現する上で監督は照明に納得できずなかなか作品作りが進まない。
スケジュールが...とかお金が...とか、芸術を生み出す中でぶち当たる事務的なことに負けて妥協しない、思い描く光を表現できるまで追い求める情熱。ゴダールの映画に対する哲学的なものが反映されていそう。