まる子

TAKESHIS’のまる子のレビュー・感想・評価

TAKESHIS’(2005年製作の映画)
5.0
女性、黒人、そして戦争被害者を踏みにじるような映画産業の構造を自作を通し自己反省的に捉えた作品、たけしがたけしを殺すクライマックスもヤクザの刺青にモンタージュされる。暴力が称揚されていることを端的に批判している。

キッズリターンと同じく笑いにこそ可能性が示されており、平和な先進国の中でその構造を告発するのではなく、笑いの中に戦争の中の平和を私は感じた。
まる子

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