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TAKESHIS’のmylifeのレビュー・感想・評価

TAKESHIS’(2005年製作の映画)
3.2
「TAKESHIS'」を再鑑賞してみた。監督は当然ながら北野武。2005年の映画なのね。もう何となくにしか覚えてはいないが再び触れてみよう。

観ていて思い出したんやけど、そういや難解極まりない映画やったっけ。二人のたけし。その出会いは偶然か必然か。出会ってからが、夢か現実か定かではない摩訶不思議なテイスト。

途中までは話についていけてたけど再び見失ってしまう。多分、前に観たトキと同じようなトコロで。『たけし』が『たけし』を演じると言う発想は面白いとは思うが、こうも見る者を置いてけぼりにするものかと…逆に感心するぐらい。

いやぁ、それにしてもよく分かんないや。一番の問題はストーリー性みたいなものが薄くて余り引き込む力が少ないからかな。置いてきぼりされたまま流されていく感覚が強い。

とは言え、こちら側に身を委ねる系の作品は嫌いではない。それは、コトの結末だけを委ねると言うようなモノであって、ここまで理解に苦しむと言うものでもないけれども。

ただ、基本的には北野作品は好きなので観ていて飽きると言うものでも無いんやよね。でも、分からへんからと言って考察したり解き明かそうとまでしたくないのが本音。だって、根本的には良く分かっていないから…そんな感覚が付きまとう難題でもあったのだ。
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