ぬまち

ラスト・シューティストのぬまちのレビュー・感想・評価

ラスト・シューティスト(1976年製作の映画)
4.0
あのジョン・ウェインの遺作。とにかく周りを固めるキャストが豪華。ジェームズ・スチュアートにローレン・バコール。名敵役リチャード・ブーンに後に監督として大成するロン・ハワード。『シャイニング』のスキャットマン・クローザースまで。まさに大御所俳優の長尾を飾るに相応しいキャスティングだろう。

ドン・シーゲル監督の演出も手堅く、病に冒されたガンマンの最期を情感たっぷりに、時にアイロニカルに描く。死にゆく伝説のガンマンに金の匂いを嗅ぎつけて群がる商売人たちなど、世知辛い世の中を描いているようでなかなか乙なものだ。
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