あつぼう

ぼくたちと駐在さんの700日戦争のあつぼうのレビュー・感想・評価

3.7
冒頭からおもっきり笑ってしまった(笑)。
バイクで走行中にスピード違反で捕まった事に腹を立て、取締りをしてる道路を自転車数十台で走り抜けて邪魔をするのがメチャクチャ面白かったです。
いきなりこのシーンで始まるので、この後どういう展開になるんやろうって思ってたけど、この自転車のイタズラが原因でママチャリのグループと駐在さんとのイタズラ合戦がスタートします。
くだらないイタズラも多いけど、それが妙に笑いのツボを刺激してしまう映画です。
ギャグなどはベタ過ぎてスベッてしまってるけど、そのスベリ具合が良かったですよ。
原作を読んでる人からは原作の雰囲気を壊してるって抗議があったらしいけど、原作をしらない自分には十分楽しめる映画になってました。

イタズラの種類は違えど、中学、高校の時ってイタズラをしましたよね。
そういう事も思いださせてくれるんですが、1979年という時代設定もありイタズラにも懐かしさがありました。
現代のイタズラって人を傷つけたりして取り返しがつかない事もあるけど、昔はイタズラの中にも笑いってものがあったよなぁ~。映画の中で出てくるイタズラも相手も憎みきれないイタズラばかりです。
当時流行したゲイラカイトなどの遊び道具も登場するし、40代50代の人には懐かしいシーンが多いはず。
ラジオで流れてるオールナイト・ニッポンのDJが鶴光さんやったのも凝ってました。

市原隼人と佐々木蔵之介の対決がメインやけど、この2人は最高でした。
あつぼう

あつぼう