けーはち

スリー・リバーズのけーはちのレビュー・感想・評価

スリー・リバーズ(1993年製作の映画)
3.0
三つの川に挟まれたピッツバーグの町で、警官一家に生まれながら猛烈な正義漢ゆえ私情を挟まず身内にも厳しく孤立無援、殺人課から水上パトロールへ左遷された刑事(ブルース・ウィリス)。悪徳警官の従兄弟が彼に突き放され、川に投身自殺をして二年後、女性連続殺人が発生。それは彼の父の死の原因である殺人事件の手口によく似ていた──不遇主人公の巻き込まれ型アクション・スリラーの小規模タイプで、ヒット作となった「ダイ・ハード」シリーズの合間の隙間産業的風情。チェーン店のセットメニューぐらいの感じでアクションもスリラーもサスペンスもロマンスも人間ドラマも手堅く揃えていても物足りない感。後に「セックス・アンド・ザ・シティ」で大出世するハイソな馬面のサラ・ジェシカ・パーカーがヒロインである警官として登場。彼女の水難救助隊姿は、何と言うか、に、似合わねぇ~……と思っていたらちゃんと仮の姿だというのが小憎い。