如月

レナードの朝の如月のレビュー・感想・評価

レナードの朝(1990年製作の映画)
4.2
覚醒することは幸せなこと…?というのを終始考えながら。

鏡に映る自分をまじまじと見る様子に心苦しくなったり、大人の姿で子どものように街ではしゃぐレナードを微笑ましく見たり。

僕から学べと必死の叫び。
自由がきかなくなっていく中で、愛する人を抱きしめた時間だけ震えが止まるシーンは涙無しには見られなかった。

医師たちも色々と葛藤しただろう。
こうした歴史の上に医学の進歩は成り立っているんだな、という感想も持った。そして、結果だけではなくその過程に人は愛や幸せや友情を確かめることもあるのだと

オールタイム・ベスト入り
如月

如月