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レナードの朝のkantaのレビュー・感想・評価

レナードの朝(1990年製作の映画)
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病状の後期にはパーキンソニズムをきたす嗜眠性脳炎(現在はもう消滅)にレボドパを初めて使った実話が元の映画。

ジスキネジアや振戦の再現度が凄くて、神経内科で診察したまさにそのままの姿。
一度奇跡の目覚めを経験した後の、徐々に薬が聞かなくなっていく様子。薬の量を増やしても劇的な改善はないことはわかっていながらも、何かしてあげたい気持ちから試行錯誤する場面が悩ましかった。
だんだん元の姿に戻るのを黙って見ていられない気持ちとジスキネジアから楽にさせてあげたい気持ちの間で揺れるセイヤー医師の葛藤。
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