えあ

レナードの朝のえあのレビュー・感想・評価

レナードの朝(1990年製作の映画)
4.5
2020年初映画!公開以来2度めの鑑賞。

学生時代に観て以来の名作鑑賞となりました。当時の人生経験では掬いきれなかった機微が30年の時を経て理解できます。レナードも30年の空白を過ごし目覚めました。果たしては私の30年はどうだったのか。目覚めはあったのだろうか。自問自答するには良い機会です。

近ごろこの映画について「鬱エンド」と評するものを拝見しましたが、改めて観てもまったくそう感じませんでした。自由に外を歩けて普通に暮らせることがどれだけ恵まれたことなのか、最後にロビン・ウィリアムズが看護師のエレノアを誘うことで、自分を変える勇気を待つ人がどれだけ励まされただろうかと希望を持てます。
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