仁

ロスト・イン・トランスレーションの仁のレビュー・感想・評価

4.7
本当に偶然が重なってこの映画に出会った、今日。残業やらなんやらで、たまたま19時まで渋谷にいることになってしまって、なんとなくビッグカメラに寄って、まぁ帰るか〜と思いながら横目で1階のル・シネマの受付を見ると今から上映だなんて言うから...だって夜の渋谷でロスト・イン・トランスレーションを観れるんですよ!?絶対に、観る前と観た後では見える景色が違うに決まってる!今日という日は、この瞬間のためにあった!と強烈な引力が発生したんですね、私の脳内でね。

だからもう迷わずチケット買ってね、紅茶(笑)なんか買っちゃってね、もうその時点で僕は満足なんすよ。ずっと観たかったけどなんとなくタイミングを逃してた作品に、こんな感じで出会えた自分が大好きになっちゃってるから。仮に内容がつまらなかろうが、もう最高の映画体験がその時点で成立しちゃってんのね。勝ち確。勝ち確映画なんよな

でね、もう、ハイ。内容も最高でしたわ、TOKYO、BANZAIね、ありがとうね。エレベーターのキスシーン、恋愛時代のエレベーターぐらい好きかも。

帰りの満員電車もね、許しました、僕。優しい気持ちになってたから。なーんにも苦じゃないの。だって僕の脇にはロスト・イン・トランスレーションのチラシが挟まれてるじゃない、スカヨハ微笑んでるじゃない、それでええやない

【ガチの余談】
カラオケシーンのビル・マーレイ見て強烈に思ったんですけど、ここ20年くらいのイアン・ギラン(Deep Purple)ってあんな風貌してるよね、めっちゃ似てる
仁