akari

ロスト・イン・トランスレーションのakariのレビュー・感想・評価

-
日本人として面白い視点からこの作品を楽しめた気がします。東京と同時に平成も感じられたのが楽しかったです。新鮮さもあればあまりに普通に受け入れられる部分もありました。謎の地点で写真を撮っている観光客を見た時の、微笑ましい気持ちになるあの感じもありました。
自分が行きたいと望んだわけでもない東京で、一緒にいると安心できる存在に出会ってしまった二人でした。彼らは“迷子”じゃない、だってここにいるじゃないか。「二度と東京には来たくない。今回が楽しすぎて」
CM撮影後のボブのジャケットの背中にクリップが付きっぱなしなのニヤッとしました。ヌードでひっくり返ってる人にセンキューって言って去って行くのもシュールで好きでした。マシュー南、ボブに渋めの日本の思い出を与えててウケる。
あんまり良くわかっていなかったとしても、シャーロットは日本の文化と相性が良いんだろうなと考えていました。お寺や生花の空気感は、はっきりとではなくなんとなく触れていたくなるものだと思います。
akari

akari