しげる

切腹のしげるのレビュー・感想・評価

切腹(1962年製作の映画)
3.8
新境地を開拓すべく、目先を変え、時代劇。
食わず嫌いはよろしくないと再確認いたしました。
自身の映画感を変えるに値する名作だと言えます。

さすが時代劇最高峰と名高い本作…

脚本、構成の素晴らしさが際立っていた。
物語がとても分かりやすく面白い。
現在と回想の構成が秀逸で一瞬で引き込まれた。

主演、仲代達矢…言わずもがな圧巻の一言。
眼力、説得力に圧倒される、まさに肉食役者。

本作、1962年製作。正に時を経る事55年。
しかしながら色褪せ知らず。画面に見入る事必至。

緊迫感でしびれる圧巻のラストまで…
先走る心をなだめながら、観了。

…ハ~っと深呼吸。凄いの一言。

映画を観る行為は宝箱を探す行為に似ていると思う。
それが感動であったり、気付きであったり、
そして成長であったり…それは人それぞれだけど。

今日は何か映画からそれを見つけた様な気持ちです。

僕も武士の魂を忘れないように
生きていきとうございまする。
しげる

しげる