ある浪人が「切腹するから玄関を貸してほしい」と井伊家にやってくる。最近こう言って金品もらって買える輩が増えているので、先日実際に切腹させた若者の話をするが動じない。
浪人は介錯人を指名するが、いずれも病欠。すぐ来れないか確認している間に、浪人は身の上話をする。
文句なしに面白かった。時代劇好きになりそう!
言葉遣いは難しくないし、「金目当てで切腹場所借りにくる」説明も作中であったから前知識なしに見れる。
切腹シーンは目を覆いたくなるほどの痛ましさ(ただ切る以上の苦痛がある)。
しかしそこに至るまでの経緯はもっと痛ましい。
最初「馬鹿な人もいるもんだ」と軽く見てたが、物語が進むたびに見てられなくなってくる。