mina

フェリーニのアマルコルドのminaのレビュー・感想・評価

フェリーニのアマルコルド(1974年製作の映画)
4.0
この映画はどれだけの影響をクストリッツァに与えてるんだろう?ブラスバンド、愉快な喧騒、結婚式、彼の絶対的要素がいっぱいだった、耳が落ちてた!とかまで出てきて笑っちゃった。
街中にふわふわと舞う綿毛が春の訪れを告げ、季節が移ろい、次の綿毛が舞い始めるまで、フェリーニ少年と個性が強すぎる街の人々のエピソードをつないだだけなのに、最後に胸がきゅーっとしたのはなぜだろう。悲しみも喜びも、全てを包み込みながら季節は巡り人生は続いていく、そんな生きることの普遍的な美しさと逞しさを感じるからなのかな。思い出はいつも優しくて儚いことも知っている。うとうとしながら、ずっと観ていたくなる映画だったなー。
mina

mina