フェリーニのアマルコルドの作品情報・感想・評価

「フェリーニのアマルコルド」に投稿された感想・評価

Hitomi

Hitomiの感想・評価

4.0
久々のフェリー二の映画。
初めて見たフェリー二の映画は甘い生活。最初は典型的に俗らしい女に欲望のまま寄っていく男たちの姿が、むしろ狂気で、一人一人のエゴに見ているだけで嫌な気持ちになったくらいだった。
それから何度かフェリー二の映画を見ていくうちに、彼の作品の狂気性の中にむしろ人間性が色濃く見えるようになってきた。
わかりやすくフェリー二の映画にハマった感覚。
叫んだり溺れたり終始色んなことが起こっていて、私の少ない語彙力では言い表せないけど、映画の終わりには心臓の隅々まで生きた血が染み渡っていく感じがする、生きた映画。
あまりに自由な狂騒劇。
RPGみたいに雪で作られた迷路の中を爆走するバイクとか、雪の壁によって行き違いになる男女とか、素晴らしいセットの使い方。離れ業だぜ。

このレビューはネタバレを含みます

授業中ふざけまくる生徒とか、一家団欒の場で子供のしつけが悪いと夫から言われスープに毒を絶対に盛ってやると叫ぶ妻とか、高い木に登って女が欲しいと叫ぶ精神疾患の親戚のおっさんとか、豪華客船を見に行こうと船を出す人々とか、とにかく終始周りの人々も計算できないアホな人ばっかり出てくるが、その計算できない狂った感じの人たちの計算できない愛情を感じる。

綿毛舞う春にあれだけ冬のことを罵倒していたのに、いざ冬に雪が降ったらめっちゃはしゃぐ庶民、そしてその庶民が暮らすイタリアの街を愛情を持って描いた映画。

突然のクジャクが良かった。
人が幸せにでも不幸にでもなく、なにかほんとうらしく暮らしているところをもっとみたい、嘘でもいいから。
というような、なにか病気の終わりのような気持ちになれる。

だから、全然意味わかんないけど雪の中の孔雀や、男も女も老人も子供もみんなで船で眠りこけてる下のつやつやの海も、美しくないとは言えない。
dapanda

dapandaの感想・評価

3.3
内容はなんてことはないんだけど

居酒屋で居合わせた年配者が話しだす昔話を映像化したような、ノスタルジーな映画。

春一番乗って街中に綿毛が舞う
大好きな監督の1人、フェデリコフェリーニの作品の中でもかなり評価が高いながらDVD化されて無かったのか、この度レストア版として復活したらしい。

まあ、簡単に言ってしまえば、
「フェリーニ版リアリティのダンス」
あっちはホドロフスキーの幼少期の出来事だったが、こっちはフェリーニの幼少期の頃の話なんだと。

開始早々のレストアについての説明で嫌が応にも期待が高まるが、
相変わらずシネチッタの中に組んだと思われる数々の巨大セットも、正直なんつーか、もう飽きたというか異様さに欠けるというか。
前半の話のつまらなさはまあ、毎度の事か、とか思いつつ我慢してみるものの、主人公が誰なのか、なんの話なのか一向に掴めず、ただ街で起きる数々のフェリーニらしいファニーで狂気で全く意味不明な出来事が淡々と展開していくだけ。
しかも、この作品は同監督作品の「カサノバ」前に撮られたッツー事もあってか、数々の手法が(ネタバレするので言わない)「カサノバ」で既に見ていた手法だったり、過去の作品の手法だったりとかで目新しさも感じられなかった事もあって、かなりつまらない作品になってしまった。
最後の最後で「あーーー」そういう事ですか。
ぐらいな感じ。
もちろん印象的すぎる数々のカットは凄いんですが、んーーー。
ただ単に当時のイタリアの田舎町の感じや会話が分かりにくい上に感情移入しづらい造りの様な気がします。
あとこの作品ぐらいから多分フェリーニの趣味であると思われる乳とケツがデカかったり顔の雰囲気だったりがジュリエッタマシーナ風の女ばっかり出てきます。

正直、友人周りのみならず一般的な評価も高いと思われる「リアリティのダンス」も自分にとってはつまらな過ぎたので「んーーーそうなのか。そういうことなのか?」と一般的な評価と自分の感覚のズレを思い悩んでしまった。

個人的にフェリーニの中では順位が真ん中より下かも。
話の内容が性とか思春期とか、そういうのも関係してんのかも。
蹂躙

蹂躙の感想・評価

4.8
イタリア映画の狂気は好き。マルコフェレーリ思い出した。

ときどきこっちに語りかけてくるのが奇妙。

グラディスカ最高〜ファシストに嫁いじゃったが..
nobu0326

nobu0326の感想・評価

2.7
大学の頃池袋文芸座で見たので今回は再鑑賞。当時もよくわからなかったが今もやはりよくわからなかった。人々の営み、古い町並みがフェリーニの原風景という事なのかな。
TzlTTqTj

TzlTTqTjの感想・評価

3.8
そこに人間がいる。

その感覚が、この映画を私が面白いと思った理由だと思う。

ところで、登場人物の名前を覚えられなかった。グラデイスカとか覚えられたと思うんだけれど…
kwsmhkt

kwsmhktの感想・評価

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フェリーニの歳時記。あとおしり推し映画。わかるにはわかるがさすがに途中で飽きてしまうとこが。
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