ほぼないに等しい物語のカオスな進行と満ち満ちたエネルギーが溢れている感じ、ものすごく『アンダーグラウンド』を彷彿とさせられた。というか極めて似つかわしいカットもあったし、かなり影響を与えていそう。
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1974年のキネ旬ベストワン、アカデミー外国語映画賞も受賞したフェデリコ・フェリーニ監督作品だけど、私が高2の時に観た時は、どこがそんなに良いのか分からなくて、意外に思ったものでした。
でも、最近…
クストリッツァとかイオセリアーニぽいなと思いつつ、とどのつまりは極めてフェリーニ的。彼の陽なるエッセンスがふんだんに詰まっている。
この世界観を頭の中で構築し、映像化するその卓越した比肩ないセンス。…
エンディングで泣かせてくれる作品は数多くありますが、オープニングから泣かせてくれる作品はそうはない。
フェデリコ・フェリーニ監督の『アマルコルド』は、そんな気持ちにさせてくれる稀有な作品です。
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春を告げる綿毛。
イタリアの田舎町を舞台に、様々なことが起こる。
登場人物がかなり多く、色んなエピソードが詰まったストーリーであってなかなか掴みづらい作品であった。だが映像や音楽は美しかった。巨…