レントン

フェリーニのアマルコルドのレントンのレビュー・感想・評価

フェリーニのアマルコルド(1974年製作の映画)
3.9
まず、こういう映画は嫌いじゃないし、深いことは考えずに見て自分で思うことだけを考えていたい。

淡々としている映画で、やや退屈だが、なんとなくぼんやりとしたイメージの綺麗さが映えている映画だった。(説明が難しい)
いかにも大したことのない街の名もない人々の営みといった感じだが、それぞれの人生にどこか儚さや美しさを感じてしまう。街に雪が降り積もるシーンも印象的だったし、この時代にもこの場所にも生きてはいないが懐かしく感じることもある。
人生の中では比較的大きな出来事も一歩引いた目線で見ていて、極端に感情を揺さぶられることもないが、それもそれで人生というもののよう。

ふわふわっとした、淡い夢の中で回想するかのよう

追記:見てから時間が経って、より良いものだったと噛み締められる映画なので評価を上げました。
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