えるふぁにんぐ

クローズ・アップのえるふぁにんぐのレビュー・感想・評価

クローズ・アップ(1990年製作の映画)
5.0
この優しさを諦められないから自分は生きていけてるんだと思わせてくれた。少しでも気持ち良く生きたいしそれがハマろうものならそうしてしまうよ。
優しさと弱さに思わず自分も弱音を吐きたくなった。日常から雑音を排除することに長けて生きながらえて来たので(無痛鈍感ならそれでもいい)痛みが溜まらないのですが、そもそもそうなったのは、弱いからなんだと再認識しちゃったよ。
無敵になったのは弱いから。
無敵じゃない。何も感じないように騙してる。

お金や社会性を大義に働いてるように見えて、皆労働という役割を演じることで正気を保っているんだな。人間も働き蟻。

かけがえのないパズルのような映画。