人は皆、誰かを演じている。
ホセイン・サブジアンは映画監督モフセン・マフマルバフと偽り、アハンカハー1家に接触したことで逮捕された。サブジアンの裁判映像で彼の行いを振り返る。
アッバス・キアロス…
だれもが心の中にサブジアンを持っている。か
人間はそこに辿り着く能力や努力が欠如したまま、その人が持つ名声や地位が欲しくなるものだよな。close-upされたい人生
市井の人々に寄り添うキアロスタ…
記者とタクシードライバーの切り返しから始まって、イラン社会の階級性が作品世界を大きく分断する。スプレー缶と車内三人を写すロングショット。
一方、撮る者と撮られる者との関係の中で、演技の問題も主題と…
奇跡が重なってできたすごい映画。
・サブジアンという人物が存在したこと
・キアロスタミがこの小さな事件を見つけたこと
・承認欲求とは
・マフマルバフに付けたマイクの音声がきちんと録れなかったこと
・…
このレビューはネタバレを含みます
善悪の審判ではなく、意図や理由を超えて誰かを演じてしまう個人の意志を問い質す映画だった。犯した罪に背景を深堀るがどれもその場での演技のように思えてしまう。実際の映像、作られた映像が混ざって、状況が変…
>>続きを読むこんな映画見たことなさすぎて最初は意味がわからなかった
空き缶が転がるシーンが印象的でどんな意味が込められてるのか分からなかったけど、監督によると特に意味は無いらしく、時間を潰すために撮ったのだと…
このレビューはネタバレを含みます
キアロスタミ「今はどんな役を演じたいですか」
サブジアン 「自分自身を」
キアロスタミ「やっとたどり着きましたか」
中年男性のサブジアンが映画監督のマフマルバフだと偽り、アハンカ家の人びと…
イランの映画監督モフセン・マフマルバフに成りすました男性が詐欺で訴えられるという実際に起こった事件の全貌を虚実取り混ぜて描いた、アッバス・キアロスタミ監督のドキュメンタリー・ドラマ映画。BFI の …
>>続きを読む© 1990 Farabi Cinema