カント

歓びを歌にのせてのカントのレビュー・感想・評価

歓びを歌にのせて(2004年製作の映画)
3.7
世界的指揮者がスウェーデンの田舎町の小さな聖歌隊の指揮者に。
色々と惜しい感動作。

指揮者のダニエル・ダレウス氏は8年後の予定まで埋まっている人気指揮者。
心筋梗塞で倒れ静養の為、生まれ故郷の寒村へ。
人づきあいも苦手なダニエルは廃校となった小学校を借りて住み始める。

自転車屋のアーンから聖歌隊のアドバイザーに、と頼まれて渋々見にいくダニエル。

雑貨屋の女店主レナ。
オルガばぁさん。
フローレンスばぁさん。
エリックじぃさん。
デブ公のホルムフリッド。
牧師の妻インゲ。
夫の虐待に耐えるガブリエル。
ダニエルを疎むリーダーのシヴ。
障害者のトーレ。

個性的な聖歌隊メンバー。


JAF(日本自動車連盟)の発行する冊子にスウェーデン出身のLiLiCoのインタビュー。本作は彼女の「生涯ベスト1」と言うものの…

牧師と妻インゲの関係。
コニーとガブリエル。
シヴとダニエルの確執。

それぞれクリアされてないのが痛い。

指揮者と言えば…
私の同僚で渋谷ラ・ママに出たり相川ななせのバックで演る様な、そこそこのミュージシャンが居て、そいつの父は某県の交響楽団の指揮者。
父子で音楽談義の際、父が飲んでいた焼酎に箸をぶっこんで…その雫を新聞紙の上にポトポトトと落として「採譜してみろ」と言った…。
音楽の素養と絶対音感が有れば雫の採譜など容易い事。
指揮者は音楽家としての力量を試そうとしたが息子はチンプンカンプン。
そんなエピソードを思い出しました。
2015-6-27
カント

カント