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怪異談 生きてゐる小平次のgenarowlandsのレビュー・感想・評価

怪異談 生きてゐる小平次(1982年製作の映画)
4.2
中川信夫監督の遺作。同監督の作品は2作目。登場人物の台詞がリズミカルで、抑揚や韻を踏み、日本語の美しさを映像化した極めて芸術性の高い作品。歌舞伎の一幕を観ているようでした。または『梁塵秘抄』の口伝の謡を思い出しました。


<幼なじみの三人、おちかと太九郎、小平次。出戻ったおちかは太九郎と夫婦に、それでも小平次はおちかが好きでたまらない。小平次、太九郎におちかを譲れと迫れば太九郎に殺められる。 ところがおちか会いたさに生き返る小平次。再び太九郎に譲れと迫り、繰り返される小平次のよみがえり、いつの間にか迷い込む三人の行く先は…>


妖艶なおちかは宮下順子、太九郎は石橋正次、小平次は藤間文彦。

おちかは何者だったのか、ネタバレ考察はコメント欄に。
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