『妖艶毒婦伝 お勝兇状旅』(1969)を最後に映画を離れ、テレビドラマの演出を手掛けた後、第一線から退いていた中川信夫監督の映画復帰作であり遺作となりました。
制作費1000万、撮影期間1週間という…
中川信夫の遺作。ATGの1000万円映画だが多分いまはその予算でも作れない。
登場人物を3人の男女に絞り、愛憎渦巻く様子を描く。男女3人の構図が強調されることで怪談というよりはヌーヴェルヴァーグのよ…
中川信夫の映画ではやはり人はほとんど向き合わない。
本作での向き合うシーンは、手前に男二人が向かい合ってゲームをしていて、その奥で宮下順子がお手玉をしてるシーンであり、
藤井仁子氏の講演で語られた、…
鈴木泉三郎の戯曲を中川信夫が脚色、監督した、中川の遺作。ATGの一千万映画。公開時は中川の「東海道四谷怪談」を併映したが、冒頭の新東宝マークは東宝マークになっていた。本作は16ミリを35ミリにブロー…
>>続きを読むもう商業性、完全放棄でしょ。
ATGとはいえ、まぁ、
よくぞ ここまで、振り切れたもんです。
ほぼ、タルコフスキー+文楽
なんだか
「ストーカー」+「ソラリス」+「近松」
固定カメラの
フレ…
幼馴染として育った太九郎とおちかと小平次、成長して太九郎は太夫、小平次は役者、大店に嫁入りしたおちかは離縁して太九郎の嫁になった。しかし、昔からおちかにぞっこんだった小平次はどうにも諦めきれない。…
>>続きを読む