ある意味怪作で３人だけで映画を構成している。中川信夫と言えば「東海道四谷怪談」「地獄」と怪奇映画の人。82年の時にこの映画が話題になっていてちょっとした中川信夫ブームみたいだった。香港の展示でも名コンビだった撮影監督西本正の名前を見つけて中川監督作品を思い出す。（「ドラゴンへの道」「死亡遊戯」で有名）芝居調のセリフ回しが当初面白かったが、ずっと聞いてくると、こういうのは飽きるんだなとも思いました。ゾンビのようによみがえる小平次に悩まされる一種の不条理劇にもみえる。宮下順子がやっぱり綺麗でしたね。
