ATSUSHI

クリープスのATSUSHIのレビュー・感想・評価

クリープス(1986年製作の映画)
3.5
宇宙船のエイリアンたちの抗争から始まり、彗星墜落。宇宙ナメクジの侵略から人々はゾンビに!!

ここでピンと来た方はその通り、『スリザー』の元ネタ映画です!
中指シーンはGotGで丸々頂いてるし、ナメクジは口に入り込む所が同じであれば、立派な爆発シーンも決めてくれる。ジェームズ・ガンもいかにこの映画をリスペクトしているかが分かる。

Fデッカー初監督作という事で散らかった感もあるけど、やりたい事を一気に詰め込んでしまう熱量と粋さが微笑ましい逸品。
この映画を初めて知るきっかけの『ゾンビ映画大辞典』(著・伊藤美和)から十数年待ち続けてから初の円盤化であり、むしろ遅すぎるぐらい。
ゾンビの造形は『死霊のはらわた』タイプの白目に、破壊されると寄生体が飛び出るゲーム『THE HOUSE OF THE DEAD』シリーズのアイツみたいな奴。

こんなゾンビホラーでも前半はジョン・ヒューズ作品のような微笑ましい学園ドラマを見せてくれたり(パーティのシーンはそれにしか見えないし(笑))、トム・アドキンスで刑事ノワールやったりで、デッカー監督の引き出しは多い。

THRILL ME‼️


<報告>

https://youtu.be/JM28kZVsuoc

『アクエリアス』に続いて、今回も映画仲間Jeffreyさんと対談させていただきました!!第3回も近日アップ予定してます。