このレビューはネタバレを含みます
警備員の服着た松重豊めちゃくちゃいい…
ロングコートも着てると帝都物語の加藤保憲感ある〜!
富士丸だけが恐い訳じゃないところが黒沢清だな〜って思った。
登場人物みんなどっか少し変なんよな。
一番初めに出てきた関係のないタクシーのおっちゃんも変だし、久留米さんは少しと言わずめっちゃ変だし気持ち悪いし……。
人物と空間、環境、全てが不穏だ……。
新設とはいえ会社内に実在してる部署のことを同じ会社の人間が知らないっていうのも私にとっては気持ち悪すぎて怖かった。
そういうのってよくある時代だったのか??こわいよ……。
富士丸くん、普段はあんなに静かなのに殺る時はめちゃめちゃはっちゃけていて好印象だった。
ヒトを殺す時はね
誰にも邪魔されず
自由で なんというかって感じ
フライパンでポコポコポコポコやってからポーンッて投げ付けるのかわいいね
オマケにその場にあったアツアツのお湯も掛けてあげるとかいう殺人自由形。
個人的金メダルはロッカー圧縮殺人ですかね……。
全くの初見だったのでロッカーに詰めて鍵掛けてからどうすんの???って思って観てたらみるみる内に凹んじゃってエグ…😨って思った。
高田さんも最初キャーキャー言ってるのに凹むたび元気じゃなくなってくし……。
新鮮でした。色んな意味で。
そんな中一番恐いって思ったシーン、ラストシーンの主人公が何にも言わずに画面の片隅で階段を昇っていくシーンなんだけど。
あのシーンの不穏さは黒沢清監督しか出せないでしょきっと……。
追記
元力士の富士丸くんにはて?って感じだったが松重豊って相撲がお好きなんですね😳