nori007

キングコング2のnori007のレビュー・感想・評価

キングコング2(1986年製作の映画)
2.7
キングコングは、かなり悲劇的な話なのだが続編はいい話にしようと動物愛護の精神で作られてる感じだ。

瀕死の重傷を負ったコングは、必死の介護でまだ生き残っていた。
人工心臓を付けたはいいが血液が足りない。。。。

そこでレディコングを連れてくることになる。

まあいい話ではあるが、もうほとんどゴリラを生き返らせる話であって怪獣映画ではなくなってしまっている。せっかくリンダ・ハミルトンが出てるのだからコング対ハミルトンが見たかったところだ。

コングの造形が素晴らしすぎるのも単なるゴリラに見えてしまう一因だな。

最終的に軍隊と戦うことにはなるもののもう少し燃えるアクションは必要だったな。
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2021/04/09 22:21
キングコング2(1986年製作の映画)
2.2
初代コングの続編「コングの復讐」は人間とコングの友情の物語としてとてもいい話であった。

今作は1976年版の続編なで、こちらもコングとの友情の物語なのだが。。。
コングらしさがまったくない駄作になってしまっていた。

キャストはリンダ・ハミルトンで一流どころが出ているのだが、ストーリーが地味すぎる。キングコングは実は生きていたという内容なのだが、ほとんど実験室かジャングルの中での描写が描かれるだけで、巨大感が薄い。巨大感がなかったらたんなるサルやん。

唯一、軍隊と戦う場面はあるものの少々地味である。
結果、キングコングなのに美女をつれて高所に登らない。他の猛獣や恐竜と戦わない。もうほぼサルとしてのコングなのだ。

人工心臓を入れたコングのペースメーカーを調整する危機が破壊されコングの寿命がもうすぐとなったわけだが、後半そんなことなかったかのようになるし、
レディコングは妊娠していることがわかるのだが、最後にベビーコングが出るわけでもなくなんとなく終わる。

燃えどころが何もないまま終わる物語。

まあ唯一、コングが人間を真っ二つに引き裂いたり、食したりするシーンがあるが
もしかして進撃の巨人はここからもインスパイアされたのか?
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2018/05/14 21:00
2.0
キングコングは、白人が一方的にコングを連れてきて虐殺するという一連のストーリーが黒人奴隷のメタファーとも言われるが、今作ではその反省をするかのようにほのぼの展開。
瀕死のコングを人工心臓に移植し、輸血の必要があるとつがいを探して助けてあげる。
そのつがいとラブラブカップルぶりのコングバカップル。

いやね、そりゃよかったね!とは思うよ。ただこうしたジャンル映画にそんな道徳とかいらねーから!!なので怪獣映画やパニック映画の要素は非情にうすい。
どうせ人工心臓を移植するのなら、メカニコングとかにすればテンションあがったものの。。。。

というわけで、まるで動物愛護団体が作ったような映画になっていた。コングさんはやくボルネオ島に一家でお帰りください。
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