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ホット・ファズ 俺たちスーパーポリスメン!のFancyDressのレビュー・感想・評価

5.0
以下は2008年に劇場公開された時に見た時の感想です(今では、日本でも知名度抜群のエドガー・ライト監督だが、当時は、熱心なシネフィル以外に誰も知らなかったのよ。)。


HOT FUZZとは、激熱なポリ公、激デカ、イカした警察(マッポ、サツなど)という意味。


監督は、エドガー・ライト

彼の長編デビュー作「ショーン・オブ・ザ・デッド」(04)は、クエンティン・タランティーノ監督が「何年経っても最高傑作!!」と絶賛(ちなみに、エドガー・ライト監督は、タランティーノ&ロバート・ロドリゲス監督の「グラインド・ハウス」の中で上映されたフェイク予告編「Don't」を監督。)、ゾンビ映画の巨匠、ジョージ・A・ロメロは「完全無欠の面白さ!」とこちらも絶賛。世界中で4000万ポンド以上の収益を上げたヒット作である。
しかし日本では、劇場未公開!

長編第2作目の本作「ホット・ファズ」も本国イギリスでは、3週間連続NO.1(公開3日間で約12億円の興行収入!)を記録!海外映画評NO.1サイト「ロッテン・トマト」では脅威の89%の満足度という実績があるにもかかわらず、日本での劇場公開が危ぶまれていた。
理由は、監督・キャストが日本においてまだ広く知られてない事と、海外コメディ映画は儲からないという事だという。


そんなわけで、「ホット・ファズ」の日本での劇場公開を求める署名運動が起こり、遂に日本公開されたわけ。

で、私の感想だが、エドガー・ライト監督の映画愛に溢れた映画だと思った。
映画本来の毒々しいいかがわしさを体感できる!
毒抜きされた体裁のよい映画が蔓延る中で、映画は、お行儀のいいモノではないということを教えてくれる作品だ。
ラストは、日本の怪獣映画へのリスペクト・シーンまである。w


音楽もグッド!ロックンロールのオンバレードだ!(キンクス、アダム・アント、XTC、スウィート、スーパーソニック、ムーヴ、コージー・パウエル、ダイア・ストレイツ、T・レックス、ジョン・スペンサー&ザ・エレガント・トゥーなど。)
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