チンパンジーの"インガ"の演技力と、ジェニファー・コネリーの美しさが良い映画。脚本の整合性や犯人の正体など、「そりゃ、ないだろ!」という突っ込みどころは多数あるが、チンパンジーの名演技とジェニファーの可憐さに注目すれば割りと楽しめる。ゴブリンによるテーマ曲が流れるなか、草むらを歩く白い服を着た彼女の仕草に思わず胸躍る。
とにかくジェニファーだ!
師匠にあたるレオーネ監督の作品きっかけでこの映画の主演に添えたそう。当初は実の娘(フィオーネ)を主役にしようとしたが、こちらは冒頭で殺される役に…まぁ、ジェニファーの美しさにはかなわないわな。
脇をかためるドナルド・プレザンスの優しい教授役や、アルジェント作品のミューズ=ダリア・ニコロディの怪演も目が離せない。とくにダリアは私生活においてアルジェントとの関係が冷えきっていたそうで、そんななかのあのラストと思うと、色々な意味を感じてしまう。。。