2021再視聴。
ネット依存症には懐かしいSETIが成功したIFの世界の話。
ほとんどのシーンがゼメキスらしからぬゆったりとしたテンポ。
撮影中に亡くなった原作のセーガンの希望もあって宇宙の壮大さやプラネタリウムのような空気を、という事でこのテンポっぽいがどう見てもゼメキスの苦手なテンポ感にみえる。
山場ではゼメキスらしいハイスピードでスリリングなシーンがあるのだけどそちらは流石の見ごたえ。
当時としては最先端のCGは今観てもわりとなんとかなる。
もう少しあとに当たり前になるSFXとCGの融合は時代を考えればOTとしか言いようがない。
フォトリアルと言うには相当しんどい当時のRendermanでこのクオリティーというのも凄い。
初代トイ・ストーリーが同世代のRenderman製って考えると凄い技術だったのがわかる。
でも有名な鏡のシーンはCGで簡単に作れちゃう今観るとインパクトは薄かったかな。
ストーリー的には遭遇をもうちょっと長めにやってくれても良かったんじゃないかと思うんだけど、それはそれで違う話になってしまうか・・・。