このレビューはネタバレを含みます
中国のSF大作小説「三体」のあとがきで紹介されていたので鑑賞した。監督があのロバートゼメキスである点も後押しとなった。
宇宙からの電波の解読や、コンタクトするところ、あるいは光速航行するところは、確かに三体ぽいかも知れない。
ただ、宇宙っぽいのは、終盤少し。
扱っているのは相対性理論や電波天文学など、結構本格的だった。
もう一つのテーマに、「宗教」vs「科学」があった。
事あるごとにこの対立構造が引き合いに出されるのだが、監督や作品の背景を知らないので、唐突感があって違和感があった。神の存在を信じないと宇宙に行けないという謎の設定もあり、そんなのどちらでも良いじゃないかと思った。
でも、主人公アロウェイ博士が、宇宙の研究を続ける姿勢や情熱に、多いに刺激を受けた。