夫と2人の子供と貧しいながらも
充実した日々を送るヴェラ･ドレイク
家政婦として働くかたわら
困っている人がいると自ら世話をする
朗らかで心優しいヴィラ。
しかし彼女には家族には言えない
ある秘密があった……
𓂃 𓈒𓏸𑁍𑁍𓏸𓈒 𓂃
外で座り込んでいた少年を
家に入れ食事をさせてあげた優しいヴェラ。
その少年は内気な娘エセルと婚約。
旦那の弟の嫁も妊娠し
お祝いムードに包まれる家に
警察が訪れたことによりヴェラの秘密が
家族に明らかになります。
ヴェラがした行為はこの時代には犯罪
ヴェラはそれを分かっていながらも
人助けのために無償で行っていました
ヴェラに頼むしか術が無かった人達は
各々感謝していたと思う。
だからこそ病院に運ばれたとしても
ヴェラの名前を出すことが無かったし
ヴェラ自身もその行為が命の危険を伴うとは
思ってなかったんだろう。
だからこそ同じ罪の人が捕まっていて
死人が出ていることを知り
自分の罪の重さを再確認したんだろうな……
母親の秘密を知った時
家族はそれを赦せるか……
ヴェラが投獄される前日は
家族揃ってクリスマスパーティ。
まだ赦せていない人も居たものの
エセルの婚約者が言った
「今までで最高のクリスマスです」
というセリフにジーンとしたし
元他人が赦したというところに
ヴェラの人柄が出ているなと思った。
ただ許せないのは
ヴェラに犯罪の斡旋を行っていた女。
ヴェラに黙って依頼者から金を貰い
ヴェラには1円も渡していなかった。
なのになんの罪にも問われなかった。
斡旋も罪だろってわたしは思う
これはもっと知られてもいい良作です
