ヴェラ・ドレイクの作品情報・感想・評価
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ヴェラ・ドレイクの映画情報・感想・評価
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ヴェラ・ドレイク
(
2004年
製作の映画)
VERA DRAKE
製作国:
イギリス
フランス
ニュージーランド
/
上映時間:125分
ジャンル:
ドラマ
3.6
監督
マイク・リー
脚本
マイク・リー
出演者
イメルダ・スタウントン
フィリップ・デイヴィス
ピーター・ワイト
エイドリアン・スカーボロー
ヘザー・クラニー
ダニエル・メイズ
アレックス・ケリー
サリー・ホーキンス
エディ・マーサン
ルース・シーン
ヘレン・コーカー
マーティン・サヴェッジ
アラン・コーデュナー
レスリー・シャープ
ジム・ブロードベント
フェネラ・ウールガー
リチャード・グレアム
シネイド・マシューズ
サンドラ・ヴォー
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映画賞・映画祭
ヴェネチア国際映画祭
2004年
61回
金獅子賞
「ヴェラ・ドレイク」に投稿された感想・評価
すべての感想・評価
ネタバレなし
ネタバレ
モールスの感想・評価
2018/04/01 15:29
5.0
これはマイク・リー監督作品の中でも、かなりの衝撃作です。
娘が婚約しての祝いの日に、母親のヴェラの元に警察がやって来ます。幸せな家庭を築き、隣人を愛し、身体の不自由な人を世話するほどの良き主婦に何が起こったのか?
物語のプロットとして、ヴェラが好人物だからこそ、ストーリーが衝撃的なのです。
警察が訪れたのは、ヴェラが行ったという堕胎の行為のためです。理想の主婦像とも言える彼女が、何故にそのような行為に走ったのか?その理由は本作では明らかにされません。でも、戦後間もない英国でのセクシュアル的問題に対する閉鎖的な医療事情は描写されてます。本作のようにレイプによって妊娠した場合、中絶という選択肢はありえます。それでも社会的制約で処置できないなら、秘密裡に行われる堕胎も行われることも十分にありえます。
ヴェラの考え方が非常にリアリティがあります。「堕胎の手助けをした」をした言葉が全てを語ってます。確かに軽率な行為です。法に背いてる意識があっても罪の意識はありません。
警察に踏み込まれた時にも自己反省よりも、家族に恥をかかせたことが気になってる様子でした。
逮捕後は、登場人物それぞれの立場からの思いが交錯するドラマとして進行します。
家族の戸惑い。職務に全うする警察。奈落の底に落ちたヴェラ。三者が、堕胎という事件の決着に思いを馳せる緊迫感は本当にスゴいものがありました。ヴェラの息子は母親を一時的に責めましたが、それでも家族は家族であります。父親の毅然とした態度には、いざというときの強さを感じて、人間性の素晴らしさが表れてます。一方では、沈着冷静であるウェブスター警部(ピーター・ワイト)も人間的深みを描出して味のあるキャラクターでした。イメルダ・スタウントンに至っては、その迫真の演技は白眉と言っても差し支えないでしょう。
ストーリー的には毛嫌いされる方もいらっしゃるでしょう。でも、これほど緻密に演出されて、登場人物たちに感情が移入できる映画もなかなかないと私は思います。稀に見る力作なのは、間違いないのではないでしょうか?
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wereaccidentの感想・評価
2018/02/24 22:49
3.5
そもそも中絶が犯罪として裁かれるべきなのか、もしそうだとするなら望まざる妊娠は? と、この作品が生まれる前から現実世界でも散々議論されたであろうテーマだけど、マイク・リーの演出力によって改めて真剣に考えさせられる。
取り調べシーンの主人公が言葉を絞り出すまでの時間がこちらまでじれったくなるほどの間のとり方でリアル。
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Ichiroの感想・評価
2017/12/05 04:08
4.1
どんな立場の人にもその人の正義があり、どれも一概に善悪を判断できるものではない。それでも社会の力学の中で望まない結果が起きてしまうこともある・・・という話。マイクリー映画、そしてイギリス映画の常連の名優達の真に迫った演技が素晴らしかった。特に主演のイメルダ・スタウントン。エディマーサンも相変わらずいい味を出していた。
イギリスの実用的で美しい日用品達が見れたのも興味深かった。そしてヴェラの息子のコックニーアクセント、まじで何言ってるか分からん・・・。
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Osamuの感想・評価
2017/12/03 17:39
4.1
考えさせられる深い話だった。
困っている人たちを違法な手段で助ける女の話。
妊娠したけど事情により産むことが出来ない女たちに人口中絶を施術する。作品の舞台、1950年代イギリスでは人口中絶が法律で禁じられていた。高いお金を払えば適法に行うことも出来たようだが、金持ち以外は裏の手段を選ぶしかなかった。
似たようなことをしていたとしても、それが適法か違法かで社会の扱いは全く異なる、ということを映しているのか。
ロクなものを食べていない独り者のご近所さんを食事に招待するのと同じ善意で行なっているのに、法に触れるとなると途端に悪者になる。
法律は所詮人間が作っているものだから矛盾や欠陥が入り込む余地がある。法に沿って法廷で裁かれるのは社会秩序のためには当然だが、人としての評価は別なのではないか。
しかし、実際にはそうはいかない。家族であっても簡単には赦せないこともあるだろう。その心の動きを観る映画なのか。
先週観た『4ヶ月、3週と2日』も同じく違法な人口中絶を扱った作品で、弱者が弱者を搾取する話だったが、これは弱者が弱者を助ける話だ。でも、やはり不条理。
昨夜観た『ル・アーヴルの靴みがき』に続き、これまた色使いにこだわった作品。緑と茶色。いろんな深さの緑を並べて重ねて遊んでいる。
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エイジの感想・評価
2017/11/26 00:02
3.4
法は万能ではない。
だから、ヴェラのような人の存在は必要。
でも、法は秩序をもたらすためには必要なもの。
不条理な世界だ。
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LaserCatsの感想・評価
2017/11/15 18:44
4.1
彼女はあんなに人のことを思ってやってきたのに。
彼女の善意がこんな結果に繋がるなんて悲しい。
家族の反応もとても興味深い。
イメルダさんの演技が本当に素晴らしい。
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あっくんの感想・評価
2017/11/02 23:07
4.5
サザエさんに出てくる優しいフネさんが逮捕されちゃう…そんな悲しすぎる気分になります…
手助けのつもりが当時にとっては罪…
考えさせられます…
幸せからの絶望…
ヴェラことイメルダ・スタウントンの表情が忘れられない…
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鳩子婦人の感想・評価
2017/09/17 00:39
3.5
高校生の頃、学校をサボって時間潰しの為に入った映画館で見た作品でした。
ちゃらんぽらんな高校生だった自分には、ラストのシーンが衝撃過ぎでした。
衝撃過ぎて、でもまた見たくてDVDを買ったけれど、一度も見ていません。今なら受け止められるかなぁ…。
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のんの感想・評価
2017/08/31 20:41
4.0
舞台は1950年のイギリス。
家政婦として働くヴェラ・ドレイクの、明るく優しく不幸せそうな人を包み込む人柄が滲み出るオープニング。そのあと続く夫と20代の息子・娘との食事のシーンの朗らかな雰囲気で、一気にヴェラとこの家族が好きになってしまう。
映画では、そんなヴェラが家族には内緒で違法な堕胎を行っていたことが描かれる。
彼女はただ一心に「困った娘たちを助けたい」と思ってしていた事だけれど、当時のイギリスでは中絶は違法であり……
人工中絶についての考え方は国によって文化によって宗教によって、また個人的価値観によってそれぞれあると思うけれど、この映画は法や宗教的価値観を超えたところで突き動かされていたヴェラを、ドキュメンタリーのように描いてるところ。
そしてキャスティングと俳優陣の名演。主演のイメルダ・スタウントンがこの作品で数々の賞を受賞してるのも当然って感じですね。
どの時代にもどの地域でも見られる問題だけれども、この映画はその問題を「施術者側」から描いた点で稀少だし素晴らしい。そして観た後はズシリ重い。女性には特に重いと思うけれど見ごたえあり。
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ファイの感想・評価
2017/08/30 10:36
4.5
人間の善し悪し
物事の良し悪し
決められないと思う。置かれた立場も状況も異なる者同士の評価なんて。
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