ヴェラ・ドレイクの作品情報・感想・評価

「ヴェラ・ドレイク」に投稿された感想・評価

TOT

TOTの感想・評価

3.9
1950年代のロンドン。堕胎に多額の費用がかかる時代に、無償で堕胎の手助けをする主婦ヴェラ・ドレイク。
家族を愛し、真面目に働き、地域への奉仕精神にも溢れる彼女の「善意」による行動と、堕胎を施される女性たちを淡々と映し出す。
司法で裁けても、裁けないものの存在を考えさせるラストが重い。
地味ながら忘れ難いマイク・リーらしい作品。
yuni

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3.7
人工中絶は悪いことなのか?人はいつから人になるのか?
考えても世界中の人間の答えが1つになんて決まらないんだろうな〜とは思ったけど、考えなきゃいけないんだろうなぁと
サザエさんに出てくる優しいフネさんが逮捕されちゃう…そんな悲しすぎる気分になります…゜゜(´O`)°゜

手助けのつもりが当時にとっては罪…
考えさせられます…

幸せからの絶望…
ヴェラことイメルダ・スタウントンの表情が忘れられない…

イメルダさんはハリー・ポッターで知りました。(ほかにもオススメは「パレードへようこそ」「ナニーマクフィー」です。)そして、イメルダさんはこの演技でアカデミー賞ノミネート…さすがです(-_-;)
犬

犬の感想・評価

3.8
お茶

1950年のロンドン
家族を愛する献身的な主婦ヴェラは、非合法と知りながら、望まない妊娠をした女性たちの堕胎の手伝いをしていたが、通報されて裁判にかけられることになってしまう

助け

中絶モノ

重たいドラマでした
感情移入してなかなか見入ってしまう

終盤の家族の雰囲気が悲しすぎる
締め方もスゴい

イメルダ・スタウントンの演技が素晴らしいです
にむう

にむうの感想・評価

4.2
イギリス・フランス・ニュージーランド/102分

【※過去のレビューのコピペです👐】

堕胎が法律で禁止されていた1950年代のイギリスで、望まない妊娠をした女性たちの人工中絶を秘密裏に助け続けたひとりの優しい家政婦さんのお話

ヴェラを演じるイメルダ・スタウントンが演技うま過ぎます…

さすがに見終わったあと心にずっしりきます…エンターテイメント性も皆無なので気軽に人にも勧めづらい。
でも私は本当に見てよかった。
決して押し付けがましくはないのに、ものすごく重たい"考えるべき事"を見た人間の中に残して去っていく
丁寧に作り上げられたすごい映画。
masato

masatoの感想・評価

4.0
中絶がまだ違法だった時代。

家族や隣人に献身的で、まわりからの評判がとても良い主人公の女性は、裏では望まない妊娠をした女性達の中絶を無償で手助けしていた。

そんなある日、いつもと同じように中絶の施術をしたら、女性の体調が急変してしまう…

経済的理由や望まない妊娠でも産む方が良いことなのか?考えさせられる実話に基づく作品です。
mika

mikaの感想・評価

4.5

このレビューはネタバレを含みます

マイクリー監督作品半端じゃないな、、感情移入させる天才、お願いやめて今は来ないで、せめてお父さん以外の人が出て、って思ったり、今まで刑期なんてそんなに意識したことなかったのに判決がでたとき嘘でしょそれは長すぎるって自分のことのように思ったり、、表情反応言葉ひとつひとつがすごくリアルだった
imagoo

imagooの感想・評価

3.5
なんとも重いエンディング
エディ・マーサンは若いのか老けてるのかが謎(笑)

#VeraDrake
#MikeLeigh
#ImeldaStauton
#RichardGraham
#EddieMarsan
#AnnaKeaveney
#DanielMays
mikoyan358

mikoyan358の感想・評価

3.5
堕胎が法律で禁じられていた1950年代のイギリスを舞台に、どこにも行く場所のない女性たちを善意から処置していた主人公の行動が善なのか悪なのかを描く。前半は主人公ヴェラと駆け込んできた女性たちのややコミカルにも見えるやり取りを描きつつ、後半から一気にヴェラを吊し上げる流れへと急転。今こうして価値観が自由な時代しか生きていない自分は明確にヴェラの善意をくみ取れるが、当時の価値観では家族を分断するような残酷な一大事だったことが良く判る。登場した女性が善意を理解し男は...というあたり、やはりまだまだ男尊女卑だったんだな。
これはマイク・リー監督作品の中でも、かなりの衝撃作です。
娘が婚約しての祝いの日に、母親のヴェラの元に警察がやって来ます。幸せな家庭を築き、隣人を愛し、身体の不自由な人を世話するほどの良き主婦に何が起こったのか?
物語のプロットとして、ヴェラが好人物だからこそ、ストーリーが衝撃的なのです。
警察が訪れたのは、ヴェラが行ったという堕胎の行為のためです。理想の主婦像とも言える彼女が、何故にそのような行為に走ったのか?その理由は本作では明らかにされません。でも、戦後間もない英国でのセクシュアル的問題に対する閉鎖的な医療事情は描写されてます。本作のようにレイプによって妊娠した場合、中絶という選択肢はありえます。それでも社会的制約で処置できないなら、秘密裡に行われる堕胎も行われることも十分にありえます。
ヴェラの考え方が非常にリアリティがあります。「堕胎の手助けをした」をした言葉が全てを語ってます。確かに軽率な行為です。法に背いてる意識があっても罪の意識はありません。
警察に踏み込まれた時にも自己反省よりも、家族に恥をかかせたことが気になってる様子でした。
逮捕後は、登場人物それぞれの立場からの思いが交錯するドラマとして進行します。
家族の戸惑い。職務に全うする警察。奈落の底に落ちたヴェラ。三者が、堕胎という事件の決着に思いを馳せる緊迫感は本当にスゴいものがありました。ヴェラの息子は母親を一時的に責めましたが、それでも家族は家族であります。父親の毅然とした態度には、いざというときの強さを感じて、人間性の素晴らしさが表れてます。一方では、沈着冷静であるウェブスター警部(ピーター・ワイト)も人間的深みを描出して味のあるキャラクターでした。イメルダ・スタウントンに至っては、その迫真の演技は白眉と言っても差し支えないでしょう。
ストーリー的には毛嫌いされる方もいらっしゃるでしょう。でも、これほど緻密に演出されて、登場人物たちに感情が移入できる映画もなかなかないと私は思います。稀に見る力作なのは、間違いないのではないでしょうか?
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