ヴェラ・ドレイクの作品情報・感想・評価

「ヴェラ・ドレイク」に投稿された感想・評価

りさ

りさの感想・評価

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このレビューはネタバレを含みます

胸が痛くなる映画でした。

自分が善としてやっていることでも法の下では罪になることもある・・・。

今となっては簡単に行われていることでも、この頃は絶対いけないことだったと思うし、敬遠されてしまうことなんだろうな・・・。

それでも夫のスタンは真実を受け止め、妻を抱きしめた。
夫婦の愛って本当の愛ってこういうのを言うんだな~・・・。
って思いました。

結婚して27年・・・。
隠してきた20年・・・。

その真実を知っても夫の妻を愛する気持ちは変わらなかった。
ほんとに心から泣けるいい映画でした。
Haruki

Harukiの感想・評価

4.6
お節介の下に、さまざまな人の人生が描かれ、そこに人生の中の愛情や苦悩、疲弊がひしひしと感じられる。

イメルダ・スタウントンの演技には圧倒される。
主演女優賞あげてもよかったと思う、ヒラリー・スワンクもすごかったけど。
piccchu

piccchuの感想・評価

4.1
エディ・マーサン(「おみおくりの作法」等)の歩き方が好き。ポットカバー?が最高。
ミク

ミクの感想・評価

4.0
お人好し。他人から見たらおっせかいだとも思われる程、人助けが日常な主人公ヴェラ。1950年代堕胎が違法だった時代のイギリス。裕福な家庭は高額を支払えば病院での中絶が可能で、貧困家庭は不正な方法で行なっていた。「困った娘を助けるため。」ただそれだけの理由で重罪を犯し続けていたヴェラの善意は、法によって裁かれる。どこにぶつければいいのか分からない悲しみや苦しみばかりが残り辛すぎる。確かに堕胎や中絶は重いテーマではあるし、正しい答えが出るわけではないけど考え続けなればいけないなと改めて思った。

全編通して、貧困格差であったり、男女それぞれ死への悲しみがあったりと、色々なことが対象的に描かれていて、環境の違いで人々の考えや感じ方が全く異なるのが面白かった。初々しい、サリー・ホーキンスも素敵。
元カレが今カノを妊娠させてしまい堕ろす手続きを病院でした直後に疲弊しきった電話が今日かかってきて、話聞いてるうちにふと思い出したこの映画

今は合法的に中絶できて良かったねっていう。

ハリポタのピンクババァやん...もうそのイメージしかないよこんな善人役されても、て思ってたけど見返してみたらかなり良い演技。でも言い方悪いけどこーゆー誰にでも優しいお節介ババァ個人的にあんま好きじゃないから響かず。家族愛を認識して育って、かつ心の綺麗な人が観たら感動するんだと思う
ザン

ザンの感想・評価

3.6
主人公のいかにもその辺の気のいいおばさんっぽい所が、笑顔が悪気がなくてよかった。しかし石鹸水注入とはねえ。

このレビューはネタバレを含みます

1950年代のロンドン。
誰かが始めた戦争に傷つき、誰かが定めた法に従順でいなければならない。。。。

貧しくも平和な日常を過ごす、とある一家の主婦ヴェラは家族や地域の人に優しく、誠実に仕事をこなす善意の人。

誰からも愛される彼女には秘密があった。
堕胎が禁止されていた当時、望まない妊娠をしてしまった女性たちに非合法な中絶を施していたのだ。
10年、20年と数え切れない程の女性たちを〝救ってきた〟
隣人にパンを差し入れるように。。。

警察の尋問に対し「困っている人を助けたかった」と語る彼女の黄金の精神を、一体誰が何の罪で裁けるのだろうか?

後に合法となる堕胎の是非を問うているとは思わない。
本作は底辺とも言える庶民の暮らしに寄り添いながら、本音と皮肉を織り交ぜながら国家や司法の是非を問うている。

収監されたヴェラに同罪で収監されている囚人が語りかける
「大丈夫。 すぐよ」
この台詞は刑期を終えるまでを指しているようで、社会が拓け、私たちがした事が理解されるまでを指している気がする。
そんな望みが込められている気がする。

M.リー監督の演出力と、プロの役者たちの研ぎ澄まされた演技に畏敬の念を抱かずにはいられない名作。
TOT

TOTの感想・評価

3.7
1950年代のロンドン。堕胎に多額の費用がかかる時代に、無償で堕胎の手助けをする主婦ヴェラ・ドレイク。
家族を愛し、真面目に働き、地域への奉仕精神にも溢れる彼女の「善意」による行動と、堕胎を施される女性たちを淡々と映し出す。
司法で裁けても、裁けないものの存在を考えさせるラストが重い。
地味ながら忘れ難いマイク・リーらしい作品。
yuni

yuniの感想・評価

3.7
人工中絶は悪いことなのか?人はいつから人になるのか?
考えても世界中の人間の答えが1つになんて決まらないんだろうな〜とは思ったけど、考えなきゃいけないんだろうなぁと
サザエさんに出てくる優しいフネさんが逮捕されちゃう…そんな悲しすぎる気分になります…゜゜(´O`)°゜

手助けのつもりが当時にとっては罪…
考えさせられます…

幸せからの絶望…
ヴェラことイメルダ・スタウントンの表情が忘れられない…

イメルダさんはハリー・ポッターで知りました。(ほかにもオススメは「パレードへようこそ」「ナニーマクフィー」です。)そして、イメルダさんはこの演技でアカデミー賞ノミネート…さすがです(-_-;)
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