凜

リトル・オデッサの凜のレビュー・感想・評価

リトル・オデッサ(1994年製作の映画)
5.0
寒く、そして哀しい。
マフィアの手下であるギャング作品以上に、家族の愛情が濃く描かれている。兄弟、父と息子、母と息子。その情が深いばかりに、少しずつボタンが掛け違い、絶対にあってほしくない結果を迎えることになってしまう。
弟目線で描かれていたのが個人的に良かった。
兄である主人公の名「ジョシュア」はヘブライ語で「ヨシュア」。救いという意味も含まれていて、いっそう悲哀を引き立てている。
凜