ドラゴンボールZ 超サイヤ人だ孫悟空の多タロのネタバレレビュー・内容・結末

ちょっぴりタイトル詐欺な劇場版Zの3作目。
前作の名脇役・ハイヤードラゴンがまさかの続投で、悟飯とのコンビも健在。冒頭より仲良く修行中のピッコロの元へ遊びに行く微笑ましい姿が目に優しい。
そして今作の悪役は毎度お馴染み謎の異星人....ではなく突然変異の戦闘型ナメック星人。魔族は太陽光に弱い・ナメック星人は口笛に弱いという劇場版ならではの謎設定はご愛嬌なのだが、終盤悟空がフリーザ戦でもないのに戦いの中で超サイヤ人に覚醒しかけたかと思ったら不発に終わるという煮え切らない展開が挟まれるのがなんとも消化不良。
当時の原作ストックやアニメの進行具合といった大人の事情によるものだと思われるが、結局最後は便利な元気玉で片付けるのは少々芸がないのではないのだろうか。
それにしてもベジータがいまいちZ戦士入りできていない時代はピッコロの扱いが良い。悟飯とのイチャつきも様式美で良い。