非常に哲学的だがなぜか可笑しい雰囲気が充満している。
ちょうど「バス男」を見たときのような感覚。
今やオスカーも取れそうな作品を量産しているデヴィッド・O・ラッセルが監督というのもポイントである。
演出としての見せ方もあるのだろうが、難解なセリフを思わず納得させてしまうテイストは見事。
シュワルツマンの髭面長髪も惹き付ける容姿。
マーク・ウォル・バーグやジュード・ロウなどキャスティングもこれしかないほど適役。
シリアスに進めない流れは好き嫌いあるだろうが、個人的には何度も見ればハマっていく類いだと思う。