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カサンドラ・クロスのIdeonのレビュー・感想・評価

カサンドラ・クロス(1976年製作の映画)
3.5
ジュネーブのアメリカ軍細菌研究所にテロリストが侵入し、銃撃戦となる。強毒性ウィルスを浴びたテロリストは逃亡し、大陸横断鉄道に忍び込む。感染爆発を阻止するため、指揮を執る米軍のマッケンジー大佐は、列車のコースを変えポーランドに送り込もうとするが、その行く手には老朽化したカサンドラ大鉄橋があった…というお話。
大プロデューサーのカルロ・ポンティが、妻のソフィア・ローレンを主役に据えて作り上げたオールスター映画。相手役はダンブルドア校長ことリチャード・ハリス。まだ、タフガイが売りだった頃である。カサンドラ大鉄橋までは実車を空撮で捉え、鉄橋にさしかかる辺りでミニチュアの特撮に切り替わる。最大の見せ場は列車が真っ逆様に谷に落下するシーンだが、ミニチュアとセットを駆使して見事なスペクタクルシーンを作り上げている。また、音楽はジェリー・ゴールドスミスで流麗で美しいメロディが耳に残る。
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