オードリー

サウダーヂのオードリーのレビュー・感想・評価

サウダーヂ(2011年製作の映画)
3.7
大学の授業で扱うということで

サウダーヂという言葉の意味をよく知らなかったので調べてみたら郷愁や憧憬、思慕、切なさなど様々な意味があるらしい

正直何を見せられているのだろうと思うような会話が繋がれていく

切迫感は全然感じないけど田舎らしい狭くて閉ざされているようにもみえる世界のなかで生きている息苦しさとかすごいリアルに感じた
それぞれの喜怒哀楽がみられてドキュメンタリーみたいな感じもある
水の信仰とかドラッグとかが生活にさりげなく混じっていくのとか不穏さもリアル

会話がすごく自然で絶妙に中身のない会話とかは脚本はどの程度決めて演出していたのだろう
こういう具体的な世界を描きながら普遍なもの、社会やその中での問題がみえてくるみたいな感じは純文学ぽい感じもする

まひるをみていて彼女は立派だと思ったけど現実をみてぐちぐち言うより現実を見過ぎない方が幸せに見えるし、実際に幸せなんだと思う、けどバランスなんだろうなと

最後は映画らしい終わり方だった

メモ
ヒップホップ
クワガタで盛り上がるとこ好き
タイ 日本 ブラジル
言語の混ざった会話

好きな映画ではないけど意志の伝わるよく出来た映画なのだと思う
オードリー

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