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恋愛小説家のmasahitotenmaのレビュー・感想・評価

恋愛小説家(1997年製作の映画)
3.5
潔癖家で毒舌の変人小説家と彼の行きつけのレストランで働くウェイトレスとの恋愛をゲイの隣人との交流を絡めて描いたコメディ・ドラマ
監督はジェームズ・L・ブルックス。
脚本は原案のマーク・アンドラスとブルックスの共同。
原題: As Good as It Gets (1997)

ニューヨークのマンハッタン。
メルヴィン・ユドール(ジャック・ニコルソン)は恋愛小説の人気作家だが、極度の強迫神経症(潔癖症)で、実生活では中年を過ぎても一人者。気難しい変人の毒舌家で嫌われ者である。
同じアパートに住むゲイの画家
サイモン(グレッグ・キニア)が強盗に襲われ瀕死の重傷を負ったことから、彼の愛犬ヴァーデルを預かることに。
犬を契機に、毎日ランチに通うカフェのウェイトレス、キャロル(ヘレン・ハント)と話を交わすようになる。
ところが、シングルマザーのキャロルが喘息持ちで病弱な息子の看病のため休みを取り、給仕を受けられず、困惑する。
そこで、毎日給仕が受けられるようにある対策を打つ…。
一方、個展が失敗し高額な医療費を支払えなくなったサイモンは、お金の無心のため絶縁状態にある父母を訪ねることにする。そのため、ユドールにボルティモアの実家まで車の運転を依頼するが、キャロルもその一泊旅行に同行することに…。

~脇役~
・サイモンのパートナー、黒人の画商フランク(キューバ・グッディング・Jr.)
・キャロルの母、ビヴァリー(シャーリー・ナイト)
・モデルのヴィンセント(スキート・ウールリッチ)

"敷石のへり"

ジャック・ニコルソンから嫌みが消えよい人に見えるのは、、ジェームズ・L・ブルックスの力量による。グレッグ・キニアの愛犬がニコルソンに懐く可笑しさも貢献している。
相手役ヘレン・ハントの起用も成功。演技力と魅力でニコルソンを支える。
脚本も見事な大人のラブストーリーに仕上がった。
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