こけピー

黄昏のこけピーのレビュー・感想・評価

黄昏(1981年製作の映画)
4.0
小学生の頃、姉が購入していた映画誌"スクリーン"の新作紹介ページを見て、主演ふたりの雰囲気に惹かれた思い出。フォロワー様のレビューを読んで、この度ようやく鑑賞しました😊
昔の映画なので、現代風なテンポや刺激があるわけではないけど、これがドラマと思わせる見事な映画でした✨

ヘンリー・フォンダ演じる夫の優しげな笑顔はずっと記憶の片隅に残ってました。キャサリン・ヘプバーン演じる妻の存在が際立っていて、彼女なくしては成り立たない家族の姿は、多くの人が共感できるものだと思います。

僕はこの邦題は秀逸と思っていて、映画の風景だけでなく主人公ふたりの年齢と経験、寂しさや深い愛情を表しています。そこにジェーン・フォンダ演じる娘と、一ヶ月預かることになった13歳の孫との交流が、時に楽しく、時に切なく描かれます。しかしハプニングや父娘関係の葛藤はありますが、この妻、母親がいれば家族は上手くいくだろうという安心感と微笑ましさがありました🎣

本作では自然豊かな湖畔の別荘地で、晩夏から初秋のころと思われる日常が紡がれていて、それがこんなにも情緒的で郷愁的な気持ちを揺り起こしてくれるとは🛶🍁
この夫妻は羨ましいくらいに素晴らしい。こんなふうにパートナーと人生を過ごしたいと思わせてくれる、とても良き映画でした🍂✨
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