MiYA

20世紀少年<第2章> 最後の希望のMiYAのレビュー・感想・評価

3.5
昔テレビを録画したものを久々に視聴。 3部作の2作目は評価が一番難しいのですが、いよいよ専制者へのレジスタンスを描く革命映画の様相となり、それなりに盛り上がります(やはりオッチョがカンナを救出に現れるシーンが熱い)。ま、中途半端におわるんですけどね。

映画としては欠点のほうが目立つかなぁという印象もあり。とにかく展開が慌ただしく、新たに登場したサダキヨや山根は、重要なポジションであるはずなのにキャラの消化できないうちに退場。あのボーナスステージも全然意味不明(なんで友だちが自分の正体がばれる危険を冒すんだろ?)。キャスティングでは、最重要キャラであるカンナ役の平愛梨は、美人ではあるけれど顔が濃過ぎ、かつセリフが棒なのが残念すぎる。

ただ本作の救世主は意外なところにいて、それは小泉響子役の木南晴夏です。全キャラクター通じて彼女がいちばんマンガにそっくりなのだな(顔芸が素晴らしい)。正義感が強すぎるカンナとは対照的で、そそっかしくリアクションが大げさな彼女のキャラはなんとも和みます。
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